まずは最初にやってきました、ここは鎌倉時代(かまくらじだい)。
武士が貴族を押しのけ、なり上がって政治の実権を握った最初の時代ですね。
ミケねーちゃん、鎌倉時代の西暦何年?
西暦1千2百…、1千3百…。
え?何年?
う、うるさいわね!わかんないのよ、『平家物語』のできた時って、大ざっぱにしか…。
で、アキコとどういう関係?
え…それは…あんまり深く考えないで、先へ行こう、先へ…。
あ、質素な造りの町並みの向こうで、人だかりがしています。どうやらお寺で琵琶
(びわ)の弾き語りが始まったみたいです。行って聞いてみましょう!
「祇園精舎の鐘の声(ぎおんしょうじゃのかねのこえ)、諸行無常の響き
(しょぎょうむじょうのひびき)あり。沙羅双樹の花の色(さらそうじゅのはなの
いろ)、盛者必衰の理(じょうしゃひっすいのことわり)を表す。おごれる人も
久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。…ベベンベンベンベンベーンーー」
(『平家物語』冒頭より)
この弾き語り、今風?にすると…、
インドでおシャカ様が仏教の教えで言っていた通り、すべての物は移り変わり、
やがては消えてしまう…、どんなにいばっている政治家でも大金持ちでも、長く
は続かない…永遠なんてないさ…。ってとこかな。
ミケねーちゃん、帰ろ!めちゃくちゃ暗い!不況の世の中にぴったりしすぎ!
ちょいと待ってよ。琵琶(びわ)って、ギターよりシブい音色の楽器なのね。それに、
弾き語りしている、目が不自由なお坊さん、美形だし…!あ、この鎌倉時代よりも
少し昔、平安時代のお話が始まった…『平家物語』の弾き語りって、時代劇の一人
芝居みたいなんだ・・。じゃあ今度は、弾き語りワールドへワープ!
え〜?また〜?何やそれ〜?・・・ちょっと!待てっ!おいていくな!

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